このページは、ジッポーの幻の逸品を求めてアメリカ中を捜したエピード集です。 現在までの Antique Zippo コレクションは全年代、約600個。 写真をクリックすると拡大写真またはそのZIPPOの詳細が出ます。 |
EPISODE - 0 |
アメリカは広い!広すぎる!!! 地球丸1周分の距離を走り廻っても、約20州程しか廻れませんでした。 |
EPISODE - 3 | |
その帰り道、地元まで300kmぐらいのとこで・・・ あるグランドで、約100ディーラーほど集まっているアンティークショーがあるとの情報を得て、行ってみたところ、1軒だけありました。 ジッポーとナイフばかり集めているディーラーが。 その夫婦は約10州をまたにかけて毎週のようにショーに出店している自称ジプシーディーラーです。 夫がナイフを集めて、奥さんはジッポーを集めていて、そこには100個ほどのジッポーが並べられ、これまた初めて見る光景でした。 彼女に私の1936年ジッポーを見せて、「こんな物を捜しているんだ」と尋ねたところ、 ジプシーディーラー: 「1度だけ見たことがある。」 私 : 「じゃぁアウトサイドヒンジは?」 ジプシーディーラー: 「見たことが無い!」 10年捜し廻っている彼女でも見たことの無い「幻の物」だということに改めて気がつきました。 |
EPISODE -5 | |
その帰り道、地元より約2000km離れたる小さな町のアンティークショップで・・・ いつも言っている私の口癖「ZIPPOあるか?」を女主人に尋ねると、「先週まであった」。 こんなような回答は何百回も聞いています。 そのあとの私達の言葉は「どんなZIPPOを持っていたんだ?」、これに対して返ってくる答えの9割方は5バレルもので60's〜80's。 でも彼女が取り出すものは "ZIPPO Collctors Guide Book"で、指差すものは33〜35アウトサイドヒンジではあーりませんか! 「いつ手に入れたんだ?」 「どこにあったんだ?」 「誰に売ったんだ?」 「どこへ行ったんだ?」 もうそれはしつこく聞きまくって、得られた情報は、そこから約800km離れた北の小さな町のアンティークディーラーが買っていったとのこと。 その町は約18000人程度の町・・・ そのぐらいの町のアンティークショップなら10軒以内のはず・・・ すかさずクルマをすっ飛ばし、翌日にはその町にたどり着き、すべてのディーラーに聞き廻り、それらしいZIPPOコレクターならいるとの情報を得ました。 その情報からスーパーマーケットに勤めているその人を訪ねると、店内でもZippoコレクターとして有名らしく、すぐ話しが通じました。 しかしその人が持っている一番古い物は1947〜49年の3バレルがやっと1個で、私が使っているWW2を見せると驚いていました。 彼にここまで来たいきさつを話し、もうこの町から見つけるすべを無くした私は町を出ることにしました。 後日、情報元の女主人に電話をしたところ、アウトサイドヒンジを買って行ったその人は、アンティークディーラーではなく、ただのコレクターだったらしいのです。 いきさつを話しておいた彼は、今でもその町のどこかのアンティークショップにアウトサイドヒンジヒンジが売っていることを信じて、血まなこになって捜していることでしょう(笑) |
EPISODE - 7 | |
Zippo探しの旅は33000Kmに及びました。 アウトサイドヒンジはまだ1つも入手していません。 目指すは、Zippo本社ミュージアムOPEN記念SWAP MEET。(※1) カリフォルニアから約6時間飛行機に乗り、大陸横断、飛行場からさらに約400Km走ったところにBradfordはあります。 とても静かな町ですが、この日ばかりは町の人口も数倍に膨れ上がったそうです。 町でもお祭りをしているのですが、BradfordはZippoの町、なにやら町を上げてZippo祭りをしているように感じました。 SWAP MEETでは東アメリカ中からZippoコレクター、ディーラーが集まりZippoの売り買い交換を繰り返します。 ありました!ありました!アウトサイドヒンジ! そして、やはりここでの注目の的は1stモデルにアウトサイドヒンジ。 しかしここでもこれらの品は超ビンテージで、高額で取引きされています。 やはりディーラーも人の子。コレクターです。 1stモデルやアウトサイドヒンジを売る奇特な人もいれば、ただ見せるだけの人もいます。 売る気のある数人のコレクター達と連絡を取り、改めて宿泊HOTELや本人の自宅に出向きます。 持っている人は持っているもので、多くのアウトサイドLate33〜35、スクエア36〜37、ラウンド38〜41がたくさん・・・ WW2に関しては見るヒマもないほどです。 しかし、どうしてもアウトサイド33〜35は修理品が多く、選ぶのに苦労しました。 彼から入手したのは33〜35RMF、36→アウトサイドです。(※2) (※1)1997年SWAP MEETのお話しです。 (※2)数ヶ月後、このディーラーのコレクションは、全て他のライターディーラーに買い取られてしまいました(=T・T=) |
EPISODE - 8 | |
誰かに言われました。 「吸うタバコは1本なの何でライターそんなに有るの?」 これはもうコレクターの性。 その人には「ただ古いのが欲しいだけ」と言っておきますが・・・ 長くコレクターをしていると色々な物が目に入り、つい他の物も買ってしまうものですが、Zippoに費やすお金が多いもので自粛してます。 |
EPISODE - 9 | |
アメリカでアンティークショップを廻るにあたって、どこを走るにしてもひたすら走るに変わりはないのですが、特に内陸側は本当にただひたすら走る場合が多いです。 砂漠みたいな枯れた荒野の一直線の道路をひたすら・・・ 遥か彼方に薄く見える山を1つ越えて町があったら近いほうで、それを5つ越えても町が無い場合もあります。 でも不思議とガソリンスタンドはやたらあって、ガス欠の心配はありませんでした。 アメリカ東側は、比較的町と町が近いのですが、逆に網目のようになっているで、2週間ほどの旅行(しかもジッポーを探すだけの旅行)でも、とても1つの州を廻りれません。 また最近はジッポーがとても人気で、ある町の10軒以上のアンティークモール、ショップに行ってもZippoが1つも無い場合があります。ディーラー数にして100〜200以上見まわっても。 ジッポーを探す目的だけに1日(約300マイル)走って、入手したのは1個 だけなんて日もよくありました(=T・T=) |
EPISODE - 10 | |
アメリカでジッポーを探している間、ストリートアンティーショーでCoke Zippoのボトル付が売っていました。 ジッポーは本物、Cokeボトルも本物? でもジッポーのプラスチックボックスの下に貼ってあるシールには「200 REG BRUSH FIN CHROME」 そう、Coke Zippoのフェイクです。 アメリカの有名なフリーマーケットでも、ジッポーのコレクターでもなんでもないアメリカ人ディーラーが、10〜20個のベトナムジッポーだけを売っているのを見かけます。 そこではベトナムジッポーが特に日本人に高く売れるので1964〜72年のプレーンをベースにベトナム柄を彫りヒンジやカムスプリング、リベットをわざわざ交換し、全体にサンドペーパーをかけ、薬品を使い古く見せたものを売ってます。 ある大きなライターショーでもベトナムジッポーをたくさん売っているディーラーを見かけたのですが、そこにはなんと1988年の1932レプリカにベトナム柄を彫ったものまで売られてました。 これでは自分はフェイクを売っているんだと言わんばかり。 1個だけを見ると現実的には見分けがつきませんが、そこで売っているZippoには共通の古さがありました。 ジッポーの初期モデルはブラスのチューブ材からできているので巧みな人は作ってしまうかもしれません。 初期モデルはアメリカでも驚くほど値が上がって来ているので、本当に注意が必要です。 当HPの「アウトサイドヒンジ研究室」が少しでもお役に立てれば幸いです。 |
EPISODE - X | |
Zippoにまつわるエピソード・・・ まだまだ続く・・・(かも?) |
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